花咲か爺さん

日本昔話タロットの金貨 ペンタクル

財産、富を築く物語。

 

お爺さんは悲しみを乗り越え、

最後には冬の枯れ木に満開の桜の花を咲かせます。

本当の豊かさを伝える冬の物語。


1番 小さな幸せの到来

子供のいない老夫婦に一匹の犬がやってきます。

犬は隣の強欲爺さんに飼われていましたが、

いつも苛められてばかり、

お爺さんは不憫に思い、かばってやると、

強欲爺さんはそれなら売ってやる!と金品を要求。

心優しいお爺さんはお金を払って引き取りました。

犬はポチと名付けられます。


2番 楽しい出来事

ポチはお利口です。

「お手」や「おあずけ」もすぐに覚えます。

老夫婦に本当の子供がやってきたように、

明るく楽しい毎日です。


3番 芸術的才能

ある日、畑仕事をしているお爺さんの袖を

ポチが引っ張ります。

はて?

お爺さんはポチの案内する場所へ行きます。

すると次はここ掘れワンワン!

お爺さんはその通り掘ってみると大判小判がザクザク!


4番 強欲

面白くないのは隣の強欲爺さん。

元々俺のとこにいたくせに、何で教えなかった!と怒りと嫉妬が込み上げます。

お爺さんに「ポチを貸せ!」と言って、山に連れて行きます。しかし、出てくるのはガラクタ、汚物ばかり。

灰色で描かれたポチはこの後殺されてしまいます。


5番 喪失

戻ってきた強欲爺さんにポチの事を尋ねると、

「何処かに走り去っていった!」と強欲爺さんは言います。

ポチを心配して、老夫婦は食べ物も喉を通りません。

探して一週間、変わり果てた姿のポチを発見。

お爺さんお婆さんは、我が子を失ったように悲しみました。

手厚くポチを埋葬し、ポチのお墓に苗を植えます。

「今日からこれがポチだ婆さん、、、」

老夫婦は前向きに生きて行きます。


6番 恵み

ポチの苗は何と一晩で立派な大木に成長します!

冬というのに青々した葉っぱ。

ポチの息吹を感じます。


7番 気づき

ある夜、ポチが夢に出ました。

「お爺さん、僕の木で臼を作って!」

翌日、お婆さんに話をすると、お婆さんも同じ夢を、、、。

これはポチの言う通りにしよう!

これから忙しくなります。


8番 熟練

お爺さんはポチの木から臼を一所懸命作ります。

ポチが帰ってきたようで、

ポチと対話しているようで、

お爺さんは一心不乱に作っています。


9番 達成

出来上がった臼で、

まずポチの墓にお供えするお餅をつくことにしました。

果たして、

餅をつく杵がガチッ、

中から大判小判が!

あれまっ!


10番 分け与える

お爺さんお婆さんは、

それら大判小判を困っている方に分け与える事にしました。

それがお利口だったポチが、

人の為に役に立ち、

喜ぶだろうと思ったのです。


ペイジ 探究する人

またまた強欲爺さんはが臼を貸せと言ってきました。

お爺さんは自分も餅をついて大判小判を手にしようとしたのです。しかし、全て汚物に、、、。

強欲爺さんは怒って臼を叩き割り火を放ちました。

心優しいお爺さんは、「何という事を、、、。」

しかし、怒らず灰を持ち帰りました。

 

何かの役に立たないかな、、、?


ナイト 努力の人

お婆さんが「灰」は畑の肥しにすると良い!と言うので、

そうする事にしました。

ポチが豊かな実りを後押ししてくれる、、、。

そう思って、灰を撒いていると、

強風に乗ってポチの灰が枯れ木へと、、、

何と冬と言うのに枯れ木に満開の桜が咲いたのです。

この噂はたちまち広まりました。


クイーン 寛容な人

ここまで大変苦しい事、辛い事がありました。

しかし、それも心優しいお婆さんがいたからこそ。

富を築くにはパートナーの寛容さも大事です。


キング 大成功

冬の枯れ木に満開の花を咲かせる「花咲か爺さん」

噂はついにお殿様の耳に入ります。

冬の花見も悪うない。

そこで、お殿様の前で花を咲かせることに。

そして、見事満開の花が、、、。

面白くない強欲爺さんは、残っていた灰をかき集め、

「わしが本物の花咲か爺!」と言って、灰をまき散らします。

その灰は花を咲かせるどころかお殿様の目つぶしとなり、

哀れ強欲爺は手打ちとなりました。


花咲か爺さんは日本の五大昔話という事で、知らない人はいないでしょう。

しかもラストの華やかさは爽快で、夢のある物語です。

 

しかし、それまでのお爺さんは散々辛い目に遭います。

強欲爺さんは一人のお爺さんですが、

実際は風当たりの強い社会や、生き抜いていくのに辛い環境の具現化でもあります。

 

お爺さん、お婆さんはそれに対して前向きに生きて行きます。

辛い事を恨んだり、怒ったりするパワーを

ポジティブな方向に向けて生きて行きます。

 

そして、最後に大輪の花を咲かせるのです。

 

この老夫婦は本当の豊かさを知っているのです。